明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

昨年はすっかりブログの更新をサボってしまいました。

今年は頑張ります!昨年末の振り返りから。

昨年は捧工業と「三作」というファクトリーブランドを作りました。



商品をデザインするだけでなくプロデュースする事が多くなってきたのですが「三作」もその一つです。TVの取材を受けたり中々好評です。


私の行ってるプロデュースは、商品をデザインして商品化までアドバイスを行う。もちろん市場を想定してパッケージや必要なカタログを制作します。その上で私達が持っている流通を使い販路を開拓します。

私が工業デザイナーを続けて来て産地のメーカーには自社商品が必要だと感じたからです。単に商品を作るだけでは無く、その商品を使う人とコミュニケーションを取る環境を持つことが大切だと感じてきました。道具を作るという事はそれを使う人が居てその人たちを抜きにモノづくりは行えません。でも、今までのモノづくりは流通の意見に左右されてきたように感じています。

作り手と使い手の関係をデザインしてきた1年です。


渋谷で開催された「純米酒フェスティバル」に参加。ここでは販売も行いましたが非常に好評でした。


八海醸造さんの魚沼の里での試飲に「三作」を使ってもらいました。


越の白鴈の中川酒造さんにお願いして三作の形状に有ったオリジナル日本酒も作ってみました。


三ツ星シェフ、ヤニック・アレノ氏にも使ってもらい高評価を頂きました。


長い事デザイナーをしてきたので商品を作る事に時々疑問を感じます。モノは沢山既にあって中国などでもドンドン作られている。なのになぜ新しい商品をデザインする必要があるのだろう?と感じています。自分でも沢山の商品をデザインして来ました。デザインするだけではなくそれがどの様な人に使われて本当に喜んでもらえているのか?販売にも関わる理由はそこに有ります。

モノの作られた背景を伝え、使う人たちがどの様なものを求めていた自分が作った道具をどの様に感じて使ってくれているのか知りたいのです。

最近は国内だけでなく海外へと広がってきました。

昨年11月26日から香港にあるPMQ Centralでの展示に参加しました。PMQ CentralにあるGoodDesign storeのギャラリースペースを使った燕三条9社によるPRAIDEと名付けた展示会です。フライヤーや会場の全体のデザインを担当しました。


26日のオープニングではデザイントークも担当しました。


11月29日には岩手デザインデイのトークゲストとして招かれました。
岩手デザインデイは初めて参加しましたがとても良い雰囲気でした。岩手のクリエーターが中心になって行うイベントで東京などで行われるデザインイベントに比べるとコンテンツは物足りないものの開催している人達の思いが伝わるイベントでした。


トークの会場も良い雰囲気でした。


岩手では翌日「釜石・大槌地域産業育成センター」でモノづくりと販路開拓についてせになーをさせてもらいました。

これ以外にも新潟市のIPC財団でデザインをテーマにセミナーをさせてもらいました。


このセミナーも地元のTV局から取材を受けました。


少しづつ私の活動が周りの人に影響を与えたり、共感してもらえるようになって来ている事が感じられる1年でした。地方の産地でデザイン活動をしてきて、どこか「地方だから」と言い訳してきたように思います。この2、3年言い訳にしない様に活動しています。

これ以外にも、東京デザイナーズウイークのプロ展に招待され参加しました。


2月の「ててて見本市」に始まり、9月の東京でのギフトシュー、大阪でのギフトシューと過去最高に外向きの活動をした2015年でした。2016年はもう少しものづくりに注力する年にしたいと思います。

2016年もよろしくお願いします。

コメント

このブログの人気の投稿

鉄フライパンの安全性について

百年物語の鉄フライパン

金属も色々あって食品に触れる時、どの様に考えるかという事。